アルル&カーバンクルのSAPIXで2022お受験クエスト

2022年受験。サラリーマン家族がぷよぷよしながら難関私立中高を目指す七転八倒の攻略日記。サタン(父)と毒りんご(母)二人でやってます

漢字の書き取り方法、間違ってるよ

サタンです。

アルル(姉小4)の学習量は、新四年生あたりから、急にボリュームアップしてきました。

やっぱり、理科と社会の暗記2科目が増えたのがキツいですね。
( ´•ω•` )

そんな中、アルルが苦労しているのが、漢字だったりします。
理科や社会で、ひらがなで書けるけど、まだ漢字では書けない、そういう単語が多いです。


そこで、アルルには漢字の書き取りをしてもらう訳ですが、皆さん、間違った漢字の書き取りをやってませんか?

サタンが小さい頃なんかは、完全に間違った書き取りのやり方をしていて、漢字を覚えるのに、ものすごい無駄な時間を消費していました。


まあ、当時は仕方ないですが、今は脳科学の研究が発達していて、正しい書き取りの仕方がはっきりわかってきています。

でも、小学校の宿題とかでは、相変わらず間違った書き取りをさせていたりするので、サタンは、たまにイライラする事があります。皆さんも、くれぐれもご注意ください。


その間違った書き取りの仕方とは、一度に同じ文字を大量に書かせる方法です。


書き取りって、そういう物だと思ってませんか?
でもこれ、間違ってます。
∧_∧
(乂•·̫ • )

もしやってる人がいたら、学校の書き取りの宿題を何も考えずそのままの方法でやってる人がいたら、明日からすぐやめてください。
o(*≧□≦)o ダメ!!


正しい書き取りの方法とは、1回で書く書き取りの数はせいぜい3回まで、その代わりに、時間をおいてからチェックして忘れてないか確認するのが正しいです。
(^ー゚)b

10文字の漢字があったら、まずそれを3回書かせます。その日は終了です。
次の日、その漢字を覚えているかテストして確認します。忘れていたものだけ、また3回書かせます。
また次の日、昨日間違ったものだけ、覚えているか確認します。で、忘れていたものだけ、また3回書かせます。

これを繰り返して、初めは10文字だったのが、次の日7文字、次の日4文字...と、減ってゆき、最後は間違った問題をゼロにします。

あとはテスト前とかで、ここでは一度覚えていた分も含めて10問全問チェックして、覚えてなかったら...を、繰り返します。

これが、正しい書き取りの仕方です。
...φ(..;)


これは、脳科学で言うところの、「短期記憶、長期記憶の仕組み」と「忘却曲線」によるものです。


人が記憶するためには、2段階の記憶が必要です。

丁度、パソコンが「メモリー(容量が小さいがすぐに使える記憶装置)」と「ハードディスク(動作が遅いが大量の記憶ができる装置)」の2つを持つように、それらは独立した記憶装置になっています。


1回で何回書き取りしても、インプットしているのは「短期記憶」(=メモリー)部分です。
3回書こうが、10回書こうが同じです。


長期記憶(=ハードディスク)にインプットするには、「定期的に短期記憶を呼び出して定着させる」しか方法が無いんです。

定着の度合いを確認する方法も、「少し時間を置いてから確認する」事で対応解します。
(*゚Д゚)φ))

テスト前に全問チェックするのは、人の長期記憶は「忘却曲線」と言う法則に従って、時間と共に失われてしまうからです。
でも、思い出すのは3回書けばいいんです。


なのに、漢字ドリルとかでは、今だにバカみたいに何回も同じ文字をガリガリ書かせる形になっています。
なので、知らない人が使うと、ただ無駄な労力を子供にかけて、いじめいるだけです。
(´>_<`)


また、勉強を教える時にやりがちなのは「間違ったときに罰ゲームとして書き取りをさせる」ことです。

当然、間違ってます。

間違った問題の確認は非常に大事ですが、罰ゲームとして書き取りをさせる人は、一度に無駄な数の書き取りを、それこそ5回も10回もさせるパターンがあります。

アホですか?
そんな勉強のやらせ方をしているから、間違うんです。

これは、記憶させる効果が無いどころか、子供を勉強嫌いにさせる最悪の方法です。
子供に罰ゲームさせる前に、親が代わりに書き取りをして、昔の理不尽で無駄な勉強をさせられる辛さを思い出すべきです。

何度間違っている漢字だろうか、重要な単語だろうが、3回書かせてまた明日、明後日に確認すればそれでいいんです。


間違った書き取りをさせていたお母さんがいれば、明日からは正しい書き取りの仕方に変えてください。
そして、それで余った時間はどうか、子供の自由な時間に使ってあげてください。
サタンからのお願いです。m( _ _ )m


ただ、学校の宿題で出てくるものは、無駄と思ってもやるしかないです。
正直者やめてほしいですが、でもせめてその場合は、書き取りを数回に分けて実施してください。

例えば、ある文字を10回書き取りする宿題があるとします。

これを、一度に書き取りのするのではなく、例えば一度に3〜4回の書き取りを、30分おきの3回に分けて行う、に変えるだけでも、書き取り後の長期記憶への定着率が劇的に変わります。


このやり方は、正直言って親の負担は上がります。まちがった問題を管理しておく必要があるからです。

でも、アルルは本当に頑張っています。
サタンにできる事は、アルルの努力が無駄な方向に向かないよう気をかける、ただそれだけです。

でも、サタンはそれに全力を注ぐ事にしてるんです。


サタンのお受験クエストには、アルルに無駄な事をしている余裕は無いのです。


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